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『織田信長が好き!!』~龍華成の安土城文庫~
織田信長に対する愛を綴っております。 メインは500冊近くなってきた蔵書の紹介と、まだ見ぬ名作の探求です。 歴史を真面目に勉強したい方にはオススメ出来ません(笑)戦国史を楽しむ管理人のブログです。












ぶろぐ内探索

織田の上様の笑い方がすごい件



あまりに上に本を積み過ぎて、折りたたみ式の机の脚が
ネジごともげました。龍華です。
だって、もう本棚いっぱいなんだもん。


と云う訳で、
先日&昨日購入&読了の本。
菅 靖匡
学研パブリッシング 学研M文庫
発売日:2010-06-08
迷子の人かー(違
と、思ってうっかり買わずにいたのですが、ちあきさんから
「御屋形様が『きゃっ』と笑います(笑)」
と云うメールを頂いて、慌てて捕獲して参りました。

主人公は、タイトル通り、織田有楽斎こと源五郎長益。
兄はあの信長。しかも顔が兄に瓜二つ。
武家の男子としては恵まれた境遇にも関わらず、
本人は武芸はからきし、胆力は無く意気地なし。
戦よりも茶の湯が好きだという、長益に失望したのか
期待したものか、兄の信長はその茶の道に精進せよと云う。
茶の湯御政道の中枢にありながら、他家との折衝、
織田家後継信忠の養育、千宗易ら一流の茶人達との交流を経る内、
兵法(ひょぼ)くれ源五がただの意気地無しではなくなっていく。
本人すら気付かぬその変化を、嬉しそうに見ているのは信長であり、
しかし、はからずもその成長を後押ししたのは、
庇護者たる兄の横死であった。

と云う訳で、(これ以上真面目に書くのは無理(汗
本能寺を生き延びた後、豊臣の幕下で、織田家の血を引く者、
という利用価値によって色々交渉事を任されるのですが、
それが上手くいくのは、血じゃなくて、長益の茶の湯を通した
人格の成長のせいなんだけど、それが秀吉には分かってない辺りがツボでした(笑・・・いや、分かってて使ってたのかもしれないけど
利休をして、「故右大臣家の毒気ばかりを抜いたような御仁」と
云わしめているのも好き。
茶々に味噌くそにけなされて、でも笑ってる長益も好き。
二条御所で信忠に逃げろ、って云うんだけど、腹括っちゃった信忠が
「今まで我儘云ってごめんね、あばよ!おじき!!」
(表現には大変な語弊があります)
って、死んじゃうとこも好きです(変態
で。
上様。ですよ。
『きゃっ』って、笑うんです。
わっ、とも破顔(わら)います。
おまけに、返事は『んっ』です。

あああああああああああああvvvvvvvv

可愛すぎる!

作中はそんな可愛らしい上様ではないのです。
ちゃんと魔王らしい魔王様なのですが、ちょいちょいそんな
鼻血ものの描写があるんですよね。名古屋弁なのも可愛いし。
(過度な管理人フィルターがかかってますので、話半分くらいで聞いといて下さい(笑
全体の半分ちょっとくらいの所で、本能寺迎えてしまっていますが、
後半もかなり長益はじめ、利休殿や家康公に思い出してもらって
ますので、出番は多かったです。良い思い出的な出番でなお結構v
良い本でした。ありがとうございます。



大石 直紀
小学館 小学館文庫
発売日:2010-07-06

ううん・・・・・・・・・・・何といっていいか、
何か色々もったいない小説でした。
ちなみに
日本棋院主催の、囲碁マンガ原作大賞のグランプリ作品を
小説化したものだそうです。

お話としては、三種の神器のうちヤサカニノマガタマに選ばれた
御屋形様が、碁盤の形をしたその神器に導かれながら、
天下統一を目指す。と云う話。
で、
中国から渡ってきたその神器には牛の姿をした守護神が宿っていて、
それが太田牛一に、仲間の猿の姿をした守護神は秀吉に憑依して、
御屋形様をサポートする。という構図。
で、ヤタノカガミは勾玉と対立していて、草薙の剣は行方知れず。
最初はうまくやってたんだけど、だんだん力の使い方を勘違いした
御屋形様が暴走し、云う事を聞かなくなってきたので、
こいつはダメだ、と勾玉側が見切りをつけて、御屋形様を孤立させたところへ、鏡側にあやつられた光秀が本能寺の変を起こす。
鏡側が勢力を盛り返すかと思いきや、勾玉側に封印されてしまって、
一時期つなぎで秀吉に天下とらせてたけど、結局、実は草薙の剣を持っていた家康公に勾玉がついたので、以降徳川の天下が続きます。
と云う結末でした。

話のネタは非常に面白いと思いました。
神器で碁を打つと大局が見えてくる。というのも良かったです。
御屋形様が暴走するのは分かりやすすぎるので置いといて、
鏡と勾玉が対立する、という設定をもっと上手に使ってほしかった気がします。
鏡は本願寺側とか、朝廷側について、勾玉側の信長の邪魔をする。
とか、もっと草薙の剣のありかと動静を匂わせるとか、
秀吉に憑いた守護神が秀吉に肩入れしすぎて、勾玉内で内紛とか、
なんかもっとひねっても良いんじゃないかなー、
と思いながら読んでました。
原作者と小説書かれた人が違うからかもしれませんが、本文ももっと
キャラのバックボーンとか、感情とか、動機とか、膨らませて書いても良いんじゃないかと思いました。
1時間ちょっとくらいで読める、薄めの本だったので、まだ2倍くらいは情報詰め込めるよ!!
ていうか、ごく若干似た設定の戴冠せるアンドロギュヌスが、もっそい読みたくなった!!!
と云う訳で、
もったいなさばかりが気になってしまう本でした。
惜しい。惜しすぎる。



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